今日はベッドから起き上がりました。部屋は暗く、誰も明かりをつけていませんでした。まだ起きていない人がいるからです。毎週末の朝はいつもこんな感じです。ゆっくりと手すりを掴んで上段から降り、音を立てないようにします。そして、机の上の小さなオレンジ色のランプをつけます。寝室の白い蛍光灯よりも、なぜかこのオレンジ色のランプの方が快適だと思います。
机の前で、いつものようにスマートフォンの新着メッセージをチェックし、アプリから送られてくる迷惑なメッセージを一つずつ削除していきます。一括削除のボタンがあるのに、なぜか私はいつもチェックしてから削除する癖があります。重要なメッセージを見逃すのが怖いからかもしれませんし、もしかしたら単に習慣になってしまったのかもしれません。
部屋は静かで、自分の呼吸の音が聞こえます。そして、ベッドの板がキュッと音を立てます。誰も話していないので、私は無意識に手を伸ばして髪をもみくちゃにします。少し油っぽいので、シャンプーをしなければなるかもしれません。部屋を出て、湿った土の匂いがする空気を嗅ぎます。おそらく雨が降ったのでしょう。洗面台の前に立ち、手に残った油汚れを洗い流し、水の音を聞きながら考えます。おそらくパウダーを塗ればいいのでしょう。とにかく週末は外出しないので、でも急に自分の生え際に不安を感じて、シャンプーを持ってシャワーを浴びることにしました。シャワーを浴びた後、重いガラスのドアを開けて部屋に戻ると、まだ暗くて、2 つのデスクランプだけが点いています。
棚から洗顔タオルを取り出し、パンツと靴下を洗面器に投げ入れて、水と洗剤で浸けます。ただ浸けているだけでも、手でこするよりも効果的だと思います。やっと身支度が終わり、私は机に戻り、隣に座っているルームメイトも起きましたが、私は何をするべきかわかりませんでした。
昨晩用意しておいたリストを手に取りました。最近やらなければならないことが書かれていますが、期末の勉強は含まれていません。1 月に読む本のタイトルが書かれており、その本のタイトルは「不必要な情熱」というものです。この本についてや著者については以前聞いたことがなかったのですが、名前と表紙に惹かれて購入しました。この本を開いて序文を読み始めました。著者はこの本の言葉を「冷静さを情熱に混ぜ、皮肉を悲しみに織り交ぜる」と表現し、この著者に関するいくつかの話もしています。
私はあまり興味を持っていませんし、退屈だとも感じませんでしたので、次のページに進みました。最初のエッセイで、「これは本当に異郷です」というタイトルのものを読みました。私は「アメリカの留学生」という身分には全く共感することができませんが、彼女の筆致は感染力があり、強烈ではなく、まるで水彩絵の具に水をたくさん混ぜたような淡い灰緑色を彼女の物語のすべての細部に塗りました。
最初のエッセイを読み終えると、本を閉じました。引き出しに余分なブックマークがなかったので、タロットカードから余分なカードを取り出して本に挟みました。そのカードの名前は「Lunalapin」で、Luna は月を意味し、このカードの主人公はすべてウサギですので、Lapin はおそらくラテン語でウサギを意味するのでしょう。
散文や小説を読むことは、全く違う体験です。散文は、巧妙に編集された物語ほど魅力的ではありませんが、平凡な言葉の中に作者の思考を感じることができます。それはあなたに多くのドーパミンを与えて一気に読み進めさせることはありませんが、カフェで共通の話題を持つ見知らぬ人と出会い、お互いに感銘を受ける言葉を交わした後、一人の人がコーヒーができたので自然に去っていくような感じです。その後、二人はおそらく会話を思い出しながら帰路につくでしょうが、歩きながら喜んで飛び跳ねることはありません。
このような読書体験は、少し薄めに淹れたお茶やハチミツ水のようなもので、いつものように美味しくはありませんが、意外にも良いものです。
最後のルームメイトも起きて、明かりをつけましたので、私も小さなランプを消しました。もうすぐ昼になるので、私はあまり話すことはありませんでした。靴を履いて外に出て、荷物を受け取り、食事を買いに行くことにしました。時間はちょうど良いでしょう。いつものようにイヤホンを取り出して装着し、今日はちょっと違った曲を聴くことにしました。「告五人」の人気プレイリストを開いてみました。
道中の暇な時間はいつも退屈です。私の携帯電話には、友達の投稿や QQ 空間以外に興味があるメディアはありません。歩きながら Bilibili を開いて動画を見るわけにはいかないのです。何度か友達と歩きながらうっかり会話をして相手を怒らせた経験もあります。それに、手に持っているものを持ちながらタイピングするのも不便ですので、私は携帯電話をポケットにしまいました。この時間を使って考えることもありますが、いつも歩きながら何を考えたかを忘れてしまいます。
寝室に戻り、食事をした後、ゲームをしようと思い、『Don't Starve』を起動し、ボスを倒したり基地を建設したりしました。そしてログアウトしました。時間は午後 2 時を過ぎていましたが、これからはこの時間を固定のゲーム時間としてもいいかもしれません。
宿題の提出日の最後の日であり、私のほかにやることはなくなりました。期末の勉強を先延ばしにしていましたが、私の C 言語の先生は宿題をチェックしたことがないようですので、コードエディタを閉じました。昨日残ったお菓子を取り出し、昼食時に見逃した『ビッグバン★セオリー』を見続けました。
私には奇妙な習慣があります。私の休憩時間と食事時間は結びついています。お菓子を食べ終わると、自然にビデオを止めて他のことを始めます。しかし、今日は何もすることがありません。いや、したいことがないというべきでしょうか。リストに書かれているプロジェクトやまだ復習していない本は、私にはやる気が起きません。
私は再びバルコニーのドアを開け、手についた油汚れを洗い流しました。そして、朝盆に浸けておいた衣類を洗うのを忘れていたことに気づきました。手で軽くこすって水を絞り、いっぱいになった物干し竿の中からスペースを作りました。部屋に戻り、その本を取り出し、ジャスミンの香りのコーヒーを淹れ、ベッドに座り、ベッドの上のランプを点け、今日の 2 つ目のエッセイを読み始めました。
不必要な情熱、この本と同じように、今日は確かに冷たい一日でした。特に素晴らしいとは思いませんし、頭皮を引き裂きたいほど退屈でもありませんでした。ほとんど話すこともなく、オンラインの友達とも話すこともありませんでした。このようなハイライトのない一日を意外にも記録する価値がありました。
思わず以前使っていたブックマークのカードを取り出し、携帯電話で検索しました。Lapin は確かにウサギを意味する言葉ですが、ラテン語ではなくフランス語です。
2024 年 1 月 7 日の日記